乙卯 · 韓国語では을묘
乙卯日柱・青い兎
すき間に静かに広がっていく人
どなたにも共通の日柱の解説です。個人の命式全体とは分けて読みます。
日干 · 乙(きのと)─ 草花
やわらかくしなり、まわりを気づかう人
風にしなっても、また起き上がる草花のような気質です。大勢の前に出るより、身近な数人と静かに過ごすときに力が満ちてきます。遠い計画より、いま目の前に見えるもの、手が届くものを一つずつ確かめるほうです。何かを決めるときは、正しいかどうかより、そばにいる人の気持ちを先に思い浮かべ、決まった枠がなくてもその場に合わせて居場所をつくっていきます。
サジュの「わたしの気質」と同じ文章です。
日支 · 卯 ─ 春さかりの草花
卯は春のさかりに野を覆う草花です。やわらかいけれど、すきまを見つけて粘り強く広がっていきます。
こんな人
春のさかり、野原いっぱいに咲きひろがる草花を思わせる日柱です。草が草と出会ってもっと豊かになるように、自分と似た気質の人に出会うと心がぱっとひらき、ひとりの時間が長くてもさびしがりません。目に入る季節の移ろいや、そばにある小さな物のような、具体的なものに楽しみを見つけるほうです。何かを決めるときは、規則よりまず、いっしょにいる人たちの表情を読みます。石にぶつかれば回り込み、すき間が見えればそこへ広がるように、決まった道がなくても、いつのまにか自分の居場所をつくっていきます。小さな鉢植えにも名前をつけるほど、そばにある物をやさしく見つめます。
人のそばで
初対面の席では言葉を惜しみますが、気持ちの通じる相手とは、ささやかな話を長く交わすほうです。今日見かけた花や天気のような小さな話題から始めて、いつのまにか胸の内の話までつながっていきます。草が土の中で根をつないでいくように、付き合いの長い人とは、ひと言交わすだけで互いにわかり合えます。「ありがとう」「会いたかった」といった言葉を口に出してよく伝えるので、そばにいる人が安心します。ただ、やわらかく話すぶん、嫌なことを嫌と言えないまま流してしまうことがあります。別れ際に「気をつけてね」ともう一度手を振る人でもあります。
力を使うところ
人と人とのすき間を埋める場面で力が出ます。新しくできた集まりで、ぎこちない人たちに声をかけて最初の会話を開いたり、まだ居場所をつかめていない人のそばに座って話をつないだりする瞬間です。文章や絵でも、小さな飾りや色をあちこちに散らして、一枚をあたたかく満たしていく仕事に手が伸びます。似た立場の人たちが助け合えるように橋をかけたり、情報を集めて一か所にまとめて分け合ったりする仕事も似合います。はじめは小さな集まりだったものが、いつのまにか大きく広がっていく場面があります。見知らぬ土地に移った人に近所の地図を手書きで渡すようなかたちで、道を開きます。
ひと息つくとき
やわらかく受けとめることが続くと、言いたいことを飲み込んで笑うだけの日が積もりがちです。草が踏まれても起き上がるように、表向きは平気でも、内側の気持ちが押されていることがあります。
一日一回、身近な人に「それは私は少し違うふうに思う」と一言だけ言ってみてください。小さな言葉が先に出ると、押さえつけられていた気持ちも少しのびのびします。