梅の枝のあいだ、むしろの上に置かれたユンノリの棒4本と盤
遯とん
飛蛾撲燈
飛んできた蛾が、灯火に飛び込む
今年はこんなふうに流れます
明るいものに引き寄せられて、つい近づきすぎてしまいそうな一年です。まぶしく見える話や人ほど、少し離れて眺めたほうが本当の形が見えてきます。遯の卦は退くことを表していて、一歩引けることが今年の強みになります。
力がつくこと
- 決める前に一晩おくこと
- 身の回りを片づけること
- 昔からの友人に相談すること
気をつけたいこと
目を引く誘いやうまい話に、勢いで飛びつきたくなる時期があります。
こうすれば大丈夫です
心が動いたらその場で返事をせず、一日おいてみてください。灯から少し離れて飛べば、明かりは道しるべになってくれます。
この言葉の絵
夜の灯に集まる蛾は、光に引かれるあまり火に近づきすぎてしまいます。この言葉は、欲しいものに夢中になって周りが見えなくなることへの戒めです。裏を返せば、距離さえ保てば明かりは役に立つものだと読めます。
原文:柳得恭『京都雑志』巻2「元日」擲柶占